正直言いますと、他の職種に比べてWebデザイナーの収入はそこまで多くはありません。
名指しで指名されるほどの非常に高いスキルを持っている場合は別ですが、一般的には高収入ではありません。
しかし、Webデザイナーは副業がしやすい職業です。副業をすれば一気に収入を増やせるかもしれません。
今回は、Webデザイナーにおすすめの副業を紹介してきます。
せっかく副業ができるスキルがあるのなら、ぜひ副業を始めてみてはいかがでしょうか?
目次
Webデザイナーにおすすめの副業
おすすめの副業を紹介します。
クラウドソーシングで仕事を受注する
クラウドソーシングというのは、仕事を依頼したい人と、仕事を受注したい人を繋げるマッチングサービスです。
おすすめはクラウドソーシングとランサーズです。国内の二強クラウドソーシングサービスです。
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」ランサーズ | 日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイト
この2つにはとても多くの案件があるので、仕事が見つけやすいのが特徴です。
ただし、報酬はそこまで高くない(案件によっては安すぎる)ので、見極めが必要です。
もし個人で仕事を取れるのであれば、そちらを優先した方がいいかもしれません。
他にも、ココナラというサービスもあります。上の二つは企業からの依頼がメインとなりますが、ココナラは依頼のハードルが低く、個人がメインとなっています。
ココナラクラウドソーシングのメリット
- 案件が豊富にある
- 営業しなくても仕事が見つかる
クラウドソーシングのデメリット
- 単価が安い案件が多い
- 手数料を取られる
知人から仕事をもらう
私はブログで知り合った方々から、たまに仕事をもらっています。
企業とは違い長めに納期をもらえることも多く、融通も効きます。
そのためにも、日頃から知り合いを増やしておくと良いでしょう。
知人から仕事をもらうメリット
- コミュニケーションが取りやすい
知人から仕事をもらうデメリット
- 高単価で仕事を受けづらい
- 人脈が狭いと難しい
企業に営業メールを送る
企業に直接メールを送って、仕事をもらう方法です。
実績や提供できるスキルをメールに書いて送ります。
ただし、Web制作会社などにはこのような問い合わせメールが日々多数寄せられるため、場合によっては敬遠されることもあります。
ただ、質の高いポートフォリオを提示し、スキルの差別化を図ることで、仕事を受注できる可能性が高まるでしょう。
営業メールを送るメリット
- 直接企業と繋がりができる
営業メールを送るデメリット
- 相手企業に煙たがられる場合もある
SNSで仕事を受注する
Webデザイナーの中には、SNSで仕事を受注している人もいるようです。
フォロワーを増やすのはWebデザインとは異なる知識やテクニックが必要になるので、得意不得意はあるでしょう。
フォロワーが多いWeb制作者のアカウントは、Webデザインの知識だけでなく、どうやって稼ぐかを発信している人が多いです。
SNSを運営するならポートフォリオをプロフィールに載せて、実績をアピールしましょう。
SNS運営のメリット
- 手数料が発生しない
SNS運営のデメリット
- フォロワーが増えないと効果が出ない
- 頻繁に発信する手間がかかる
ブログ運営
ブログの運営で収入を得ているWebデザイナーは意外と多いです。
Webデザインの仕事で培ったノウハウを発信してみましょう。
アクセスが増えれば、アドセンス収入を得られます。
ブログ運営にはアドセンス広告以外にも多くのメリットがあります。
ブログ運営のメリット
- ブログ経由で仕事がもらえる
- アフィリエイトができる
ブログ運営のデメリット
- 大きな売上げを得るまでに時間がかかる
- Googleの変動など、売上げの変動が激しい
アフィリエイトサイトの運営
個人的な経験上、Webデザイナーはアフィリエイトサイトの運営と相性が良いです。
Webデザイナーはユーザーにとって見やすいサイトを作ることができます。これは大きなアドバンテージです。
アフィリエイトをやるとSEOやアクセス解析の知識も身につくので、WEB制作にプラスになります。
アフィリエイトのメリット
- うまくいけば本業を凌ぐ収入が得られる
- 資産化するので手を動かしていない間も収益が発生する
- SEOやアクセス解析の知識が身に付く
アフィリエイトのデメリット
- 大きな売上げを得るまでに時間がかかる
- Googleの変動など、売上げの変動が激しい
- 全く稼げない可能性もあり、失敗すると時間が作業した無駄になる
- ライティングスキルが必要になる
WordPressのテーマ販売
少しハードルは高くなりますが、WordPressのテーマ販売で収入を得ることができます。
WordPressのテーマ販売はとても効率が良い副業です。
普通、何かを販売する時は在庫を抱える必要がありますが、WordPressテーマに在庫という概念はありません。
保管場所も必要ありませんし、需要さえあればいくらでも売ることができるのです。
ただ、どんなに優れたテーマでも、認知されなければ売ることができません。
広告を出したり、ブログで周知したり、影響力のあるブロガーにお金を出して試してもらったりとマーケティング活動が必要となります。
WordPressテーマ販売のメリット
- クライアントが存在しないので、スキマ時間にできる
- 在庫リスクがない
WordPressテーマ販売のデメリット
- サポートの手間がある
- 高度なWordPressの知識が必要になる
- マーケティングをしないと売れない
- 競合が強い
Webデザインを教える
PhotoshopやIllustratorなどのデザインツール、HTMLやCSSなどのマークアップ言語を習得したいと思っている人は結構います。
そのような人向けの講師をやってみるという方法もあります。
教室を借りなくても、遠隔で教える方法はいくらでもあります。
人に教えることを通して、新人や後輩デザイナーを育成する力も身につきます。
ただ、生徒を見つけるのが難しいというデメリットもあります。
Webデザインを教えるメリット
- 指導する力が身に付く
Webデザインを教えるデメリット
- 集客が難しい
副業をするメリット
副業には収入面の他にも多くのメリットがあります。
本業では得られない経験が積める
ただ会社員をしているだけでは、「自分で仕事を作る」という経験があまりできません。
指名で仕事がもらえるレベルでなければ、基本的に営業やディレクターなどが持って来た仕事をこなすのが普通です。
副業をすれば、「自力で稼ぎを得る」という経験ができるのです。
また、本業とは違ったジャンルの仕事を受けられるのも副業ならではです。
人脈が広がる
副業をすると、かなり人脈が広がります。私自身、副業をしていなかったら出会えないような人に出会ってきました。
人脈が広がると、そこから仕事をもらえたりもします。
副業をする時の注意点
良いことばかり書いてきましたが、注意すべき点もいくつかあります。
本業を疎かにしない
副業に力を入れすぎて、本業のパフォーマンスが下がってしまっては本末転倒です。
しっかりと本業の業務をこなして、その余った時間で行うようにしましょう。
勤務先への事前確認
事前に勤務先へ確認し、副業の承諾を得ることは非常に重要です。
最近では、副業が本業に影響しない範囲で、従業員や会社にとっても有益であると判断されれば認められるケースが増えてきています。
もしどうしても勤務先から承認が得られない場合は、趣味として行う形にとどめることをお勧めします。
その際は以下の点に注意することで、勤務先とのトラブルになるリスクを軽減できます。
- ブログやSNSでの発信に注意
- 税金納付の適切な対応
ブログやSNSを利用する際は、個人や勤務先が特定されるような情報を公開しないよう十分に注意しましょう。
特定のキーワードや画像がヒントとなり、情報が漏れるリスクがありますので、慎重に取り扱ってください。
また、税金の処理については、確定申告時に「住民税は自分で納付」の選択肢にチェックを入れることが重要です。
このチェックを忘れると、住民税が勤務先を通じて徴収される仕組みとなり、趣味として行っている活動についても勤務先に知られる可能性があります。
確定申告が必要になる
会社員の方が給与収入のみで生活されている場合、基本的には確定申告を行う必要はありません。
しかし、年間の収入が20万円を超えた場合には、確定申告が必要になります。
確定申告では、収入と経費を明確にし、必要な書類を作成する必要があるため、手間がかかる作業です。
一定の収入がある場合には税理士に依頼するという選択肢もありますが、収入がそれほど多くない場合には、コストを考えると自分で対応する方が現実的かもしれません。
何よりまずは発信
自ら発信を行うことで自然と収入が発生したり仕事がもらえたりします。
ですので、積極的に知識やスキルを発信していくことをおすすめします。
発信をしていると、SNSやメールから依頼が来るようになります。
スキルを磨き情報発信をして、ぜひ副業にチャレンジしてみて下さい。
ブログ・SNSがダメでもクラウドソーシングがある
もしブログ・SNSで情報発信しても仕事をとれないなら、クラウドソーシングを利用してみましょう。
自力で仕事を取るより単価は下がりますが、案件によっては条件が良い場合もあります。
このように、副業の手段はいくらでもあります。とりあえず何か始めてみましょう。
まとめ
この記事で紹介したように、WEBデザイナーは副業がしやすい職種です。
せっかくなので何か始めてみてはいかがでしょうか。
意外と仕事は見つかりますし、スキルアップにも繋がるのでおすすめです。
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